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Industry Alpha/最先端AI×物流で工場・倉庫の生産計画最適化

2023年03月03日/IT・機器

Industry Alphaは3月3日、工場・倉庫における現場の属人性を解消し、 生産計画の立案・管理を最適化するソリューションの提供を開始すると発表した。

生産計画の立案・管理を省人化する際に起きる問題として、汎用的なプロダクトを導入したのにも関わらず、製品の精度が低い、成果が出ないなどが挙げられる。実際、生産計画の最適化には様々な見えない制約があり、ベテラン作業員の長年培われた勘やスキルによって調整されている現場がほとんど。

同社では「修理品や欠陥品の有無」「作業員の欠席各日の要望」「製品や各工程の相性」の問題を解決し、顧客の現場に最適な生産計画を”誰でも簡単に”立案できる「生産計画最適化モジュール」を開発したもの。

これまで、プランニングに長時間かかる、 知識やノウハウを要し教育が難しい、エクセルで管理されていてわかりにくいといったことを、誰でもワンクリックで生産計画をプランニング、最も効率のいい計画をAIが自動で作成・管理、使いやすい、見やすいUIを実現している。

この生産計画最適化モジュールを導入することで、蓄積されたデータから分析を行い「正確な需給管理」を実現。需要と供給を正確に把握することで、過剰生産や欠品を避けながら、最適な生産量を決定することができる。具体的には、「コスト削減」「納期の信頼性向上」「品質管理の向上」を実現することができる。

なお、日本の物流・製造業界では変化が激しい需要・供給のバランス管理を最適化する方法としてSCM(サプライチェーンマネジメント)のデジタル化が重要視されている。サプライチェーンを最適化する上で最も重要とされているのが「生産計画」。生産計画では何を、いつ、どれだけ生産するかを決定する。現状、立案と管理のそれぞれが属人的に実施されており、多くの人件費と労力がかかっている。また、生産計画の立案は、ベテランのスキルに依存しており、知識やノウハウの共有が難しいという課題があった。

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