福山通運と協永電機は3月2日、電気設備工事の拡充等に関する業務提携を行うこと、また、福山通運が協永電機の発行済株式の100％を取得することで合意し、業務・資本提携契約書に調印したと発表した。
＜左から、協永電機 長永光記 会長、福山通運 小丸成洋 社長＞
福山通運は、貨物運送事業を主体とした営業活動を行っているが、これまで電気設備、電気通信等の事業拡大を検討してきた。また、協永電機は、1974年4月に創立して以来、電気を作る変発電所から工場、店舗、道路、学校などの公共施設や住宅まで、幅広く電気及び管設備工事を行っている。
今回の業務提携により、福山通運は、今後も拡大する可能性のある電気設備工事事業強化の一環として、協永電機の品質の高い電気設備工事・管設備工事の構築・運営を通じて、ノウハウや情報の提供等を受けることで事業の拡大を目指している。また協永電機は、現在兵庫県を主体に営業している中で、福山通運の全国ネットワークを活用することにより、営業エリアを広げることが可能となり、事業規模の拡大を目指している。
さらには、持続可能な社会の実現のため、太陽光発電設備の導入など再生可能エネルギー分野における事業を強化することで、地球環境負荷の低減に取り組むなど、トラック事業者として環境に配慮した豊かな社会の創造における社会的責任を果たしていくとしている。
■協永電機株式会社の概要
住所：兵庫県加古川市加古川町美乃利 472番地
設立：1974年4月
資本金：2000万円
代表者：田中斉信
事業内容：電気配線工事、電気機器製作・修理・販売、配管工事ほか
