日本GLPは３月15日、同社八重洲オフィスにおいて、GLPコンシェルジュ主催の「マッチング・サロン」を初めて開催した。
＜新オフィスを活用しビジネス・マッチングの場を提供＞
GLPコンシェルジュは、物流の現場で生じるさまざまな課題の相談を、専用のコンシェルジュデスクで受け付けサポートする、という同社独自のサービス。「マッチング・サロン」は、同サービスを拡充したフリー形式の個別商談会で、今回は15社24名が参加した。周知はコンシェルジュが登録者向けに配信しているメルマガで行い、当初10社程度を想定していたが、予想以上に反響があり、2つの班に分けて実施した。
＜基調講演＞
初回のテーマは「大手EコマースのFC納品業務を効率化した企業向け」。GBtechnologyの黒瀬忠欣社長が基調講演を行った。GBtechnologyはEC物流に強みを持つ企業で日本GLPの入居企業でもある。黒瀬社長は、自社の共同配送サービス「シェアGO」について説明するとともに、「物流不動産のリーディングカンパニーであるGLPの物件を利用しているという点で新規顧客の信頼を得ることができた。また、コンシェルジュからの案件紹介もあり、大きく事業を成長させることができた」と、実体験を紹介。今回のマッチングサロン特典（特別運賃表）も提示した。
＜サロンのような雰囲気でフリー商談会＞
その後のフリー商談会では、各社自己紹介を行い、ドリンクを飲みながら、サロンのような雰囲気で行われた。マッチング・サロンの開催について、日本GLPの小鷲博之 営業開発部長は「想定より多い申込みをいただき、好スタートをきることができた。デベロッパーとして施設（ハード）とソフト（コンシェルジュ）両面からサポートさせていただくことで、付加価値を高めていきたい。対面での実施はやはりいいですね。今後もより内容をブラッシュアップして継続していきたいと思います」と笑顔で語った。
参加者からも「オンラインで人と会ってもなかなか記憶に残らないが、対面で人脈を広げられるいい機会になった」「大阪から参加し、倉庫を探していたところ紹介につながった」「荷主さんとのマッチングを期待していたが同業者が多い印象。いい取り組みだと思うので今後に期待したい」などの声がよせられた。
マッチング・サロンは今後2～3か月に１度、開催していく予定。参加費および、マッチング料は無料。
