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Sustech、ダイセー倉庫運輸/物流施設にPPAモデル太陽光発電

2023年03月29日/IT・機器

Sustechとダイセー倉庫運輸は3月29日、2025年7月に竣工するダイセー倉庫運輸の物流センター「小牧第3物流センター」への屋根上太陽光発電設備の設置及びPPAモデルによる電力の運用に向けて、 基本合意書を締結したと発表した。

<フロー図>
20230329sus1 520x144 - Sustech、ダイセー倉庫運輸/物流施設にPPAモデル太陽光発電

<イメージ図>
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日本国内で物流ネットワークを展開するダイセー倉庫運輸では、電気自動車やハイブリッド車の導入等、持続可能な社会の実現に向けて事業活動を通じた取り組みを積極的に進めている。

同社では設立50周年を記念し、配送効率が高く、且つ環境に配慮された新物流センター「小牧第3物流センター」を建設することを予定しており、グリーントランスフォーメーション(GX)事業を複数手掛けるSustechと連携し、この物流センターの屋根上に太陽光発電設備を設置する取り組みを開始した。

この取り組みではオンサイトPPAモデルを導入し、PPA事業者であるSustechが太陽光発電設備の設置・保守・運用を担い、発電された電力を物流センター施設内で自家消費する。発電量は年間約221万kWh、物流センターでの消費電力の約56%を太陽光発電設備によって賄えることを想定しており、GHG(温室効果ガス)排出量の削減効果は年間約174トンになる見込み。

ダイセー倉庫運輸は、太陽光PPAモデルによって再生可能エネルギーを導入することで、事業活動で生じるGHG排出量の削減を目指す。また、屋根上スペースに太陽光発電設備を最大限設置し、Sustechが運営する分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」と連携することで、オンサイトPPAによる自家消費だけにとどまらず、余剰電力の自社他施設への供給やFIP制度を活用した外部売電等の運用を行っていくことも見据えており、今後両社で更なる取り組みを進めていく予定だ。

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