エア・ウォーターは3月29日、グループの西日本エア・ウォーター物流が三重県亀山市で「亀山物流センター」を竣工し、4月1日から稼働を開始すると発表した。
＜3温度帯倉庫＞
＜危険物倉庫＞
亀山物流センターは、西日本エア・ウォーター物流にとって初の3温度帯（常温、チルド、冷凍）倉庫と危険物倉庫を有する多機能型センター。周辺に集積する機械器具や化学工業等の製造業による安定的な貨物需要を見込んでいるほか、関西圏・中京圏の消費地に近い立地や複数の自動車道とつながる交通利便性を生かして、他地域との連携の拡大を図っていく。
また、海上輸送を利用したトレーラ往復輸送（シャーシ輸送）では、北海道向けの舞鶴・敦賀港、東北向けの名古屋港、関東・九州向けの大阪南港など、各主要港湾の中間地点に位置する立地を生かし、西日本エリアの新たな中核拠点として中継・保管機能まで幅広く担うなど、積極的な事業拡大を進めていく。
食品事業では、全国低温ネットワーク（コールドチェーン）のさらなる体制強化として、チルド・冷凍倉庫による外部顧客の新規獲得を推進するほか、グループのアグリ＆フーズグループの物流体制の強化など、西日本エリアの新たな事業展開の一つに位置づけている。
■西日本エア・ウォーター物流 亀山物流センター概要
所在地：三重県亀山市白木町字西大谷1700－5（亀山液酸、エア・ウォーター東日本 三重営業所と同一敷地）
建物：常温・チルド・冷凍倉庫（鉄骨造地上2階建）、危険物倉庫（鉄骨造地上1階建）、給油所ほか
敷地面積：9857.42m2
延床延床：6028.92m2
投資額：12億円
稼働日：2023年4月1日
