三井倉庫ホールディングスは4月6日、新しい働き方を形づくる制度の一つとして、「ペアトランスファー制度（配偶者同行制度)」を導入することになったと発表した。
この制度は、結婚や配偶者の転勤等の諸事情により、現在の地域での就業が困難になった従業員に対し、希望の地域への異動（勤務地の変更）を叶えることにより、キャリアが途絶えることのないよう支援するもの。
同社では、家庭の事情等によりやむを得ず退職をした元従業員に対し、就業できる状況となった場合に正社員として同社に再び就職できる「カムバック制度」を 2020年に導入しているが、本人と配偶者が共に働く世帯が主流である昨今、配偶者の転勤等が従業員のキャリア継続を困難にする場面が少なくない状況となっている。
このような状況下、この制度により働き方に新たな選択肢を加えることで、退職を余儀なくされることなく、活き活きと働き続けられる従業員を増やしていくとしている。
この制度の導入により、全ての従業員が自身の境遇に応じた働き方を選択し、その能力を十分に発揮できる職場環境の構築を進めていくとともに、グループ理念の「いつもも、いざも、これからも。共創する物流ソリューションパートナー」として、あらゆる関係先と持続可能な成長を目指していくため、今後も様々な取り組みを進めていくとしている。
