商船三井は4月6日、春休み特別イベントとして、3月28日にオンライン職業体験イベント「海運業編 〜船で運び、新しい価値が生まれる〜」を開催し、国内外から約160名の小中学生とその家族が参加したと発表した。
<イベントの様子 海運業編の動画>
2021年に初めて開催してから第4回目となる今回は、2022年 10月に新たに就任したMOL小中学生アンバサダーに登場してもらい、鉄鋼原料が輸送され自動車として輸出されるまでのサプライチェーンをテーマに、世界経済の一端を担い、新しい価値を届けるという長年続いてきた外航海運の魅力を伝えた。
鉄鋼原料船部からパース(オーストラリア)に駐在中の同社社員が現地から参加し、鉄鉱石をどのように運んでいるのか、運ばれた鉄鉱石はどのように自動車になるのか、などについて紹介した。
当日は、「大型船には何人の乗組員が乗っているのですか?」「一番大きい船だとどれくらいの鉄鉱石が積めるのですか?」「船長が病気になったらどうするのですか?」などの船や航海そのものに対する質問をはじめ、「ゼロエミッション船の計画はありますか?」や昨年同社が搭載一番船の運航を開始した硬翼帆式風力推進装置・ウインドチャレンジャーについてなど、環境対応に関する質問が多く出た。
アンケートでは、「鉄鉱石を輸入して、日本で加工、輸出する例がとてもわかりやすかった」「いろんな船が活躍していることを知った」などの感想が寄せられ、理解を深めることができた。
参加者には当日の資料と一緒に特典としてエコバックやシール、レトロポスターのポストカードなど同社グッズが後日送付される。
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