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C&W/奈良県で12.4万m2の先進的マルチ型物流施設竣工

2023年04月13日/物流施設

C&Wは4月13日、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントが、奈良中央ファシリティ特定目的会社を通じて、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設 「LF奈良」を竣工したと発表した。

<外観写真>

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「LF奈良」は、西名阪自動車道 「大和まほろばスマート」 ICから約1.5km、同 「法隆寺」 ICから約3kmの位置に立地し、近畿圏主要都市へのアクセスに優れている。周辺は奈良県最⼤の⼯業団地である昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアで、同県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれる。また、同施設の所在地から15分圏内に約7.6万人、30分圏内に約46万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも好立地だ。

<南面外観>

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<北東面外観>

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「LF奈良」 は約5万8000m2の敷地に、地上4階建て、延床面積約12万4000m2の規模で建設され、奈良県では初となるマルチテナント型の物流施設となる。ダブルランプウェイによって45フィートコンテナ車が直接各階に接車することが可能で、効率的な物流オペレーションの構築を実現。また、大型車両の一方通行を可能とし、大型車両と乗用車の交錯を最小限に抑える設計により安全面も配慮している。テナント区画は、最大16テナントが入居可能で、最小面積約6600m2(約2000坪)から1フロア最大約2万6000 m2 (約8000坪)まで利用でき、様々なテナントニーズに対応可能。さらにアメニティとして共用部にカフェテリア、ラウンジ、ドライバー用休憩室、売店などを設け、施設利用者に便利で快適な環境を提供する。

<倉庫スペース>

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<カフェテリア>

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同施設は、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証の取得、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置、24時間対応の非常用発電機を備えるなど、事業用不動産におけるサステナビリティにも取り組んでいる。

なおC&Wは、奈良県内に「LF奈良ANNEX」を2022年5月に着工しており、今年7月に竣工を予定している。

■施設概要
施設名:LF奈良
所在地:奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367-10
土地⾯積:約5万8000m2
用途地域:準工業地域
延床面積:約12万4000m2
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2021年12月
竣工:2023年3月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スターZEB Ready認証
設計・施工:大林組

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