川崎汽船研修所は4月26日、このほど操船シミュレータ研修の内容を更改し、新コース「Ship Handling & Maneuvering Simulator (Master） Training Course」について、日本海事協会（ClassNK）の海技教育訓練の分野における研修コースの認証を取得したと発表した。
＜研修の様子＞
今般認証を取得した船長、航海士向けの操船シミュレータ研修コースは、船員に関する国際条約であるSTCW Code及びIMO の定めるガイドラインModel Course7.01に準拠し、また、荷主系業界団体OCIMFの定める検船指針の改定版「SIRE2.0」にも対応したもの。
IMO Model Course7.01、STCW CodeおよびSIRE2.0の該当部分に準拠した研修としては日本海事協会で初の認証となる。
同社では、企業価値向上に向けた事業方針として「安全」「環境」「品質」の取組み拡充を掲げており、安全運航を支える海事技術者の育成は重要な課題だ。今後も質の高い研修の提供を継続し、安全運航と環境保全を進め、より高い品質の海上輸送の提供につなげていくとしている。
