三井倉庫ホールディングスが5月10日に発表した2023年3月期決算によると、売上高3008億3600万円（前年同期比0.1％減）、営業利益259億6100万円（0.1％増）、経常利益265億3300万円（3.8％増）、親会社に帰属する当期純利益156億1700万円（7.7％増）となった。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前期を上回り、3期連続で過去最高益を更新した。
物流事業では、サプライチェーン混乱の影響を受けた顧客ニーズの変化を捉え、機動的なスペースの確保を行いフォワーディング業務の取扱が増加したほか、新規顧客の獲得や既存顧客の受託範囲拡大で海外物流とフォワーディング業務の取扱が増加。また、前期に立ち上げたヘルスケア物流専用の新設倉庫や家電量販店・EC向けの新設物流センターが寄与し、業務が拡大した結果、売上高は2920億2200万円（0.1％減）、営業利益は239億2300万円（0.8％増）となった。
次期は、売上高2800億円（6.9％減）、営業利益200億円（23.0％減）、経常利益192億円（27.6％減）、親会社に帰属する当期純利益110億円（29.6％減）を見込んでいる。
