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日新/2024年問題は深刻な問題、協力会社と関係再構築

2023年05月26日/決算

日新は5月26日、2023年3月期決算説明会を開催した。

<決算説明を行う筒井 雅洋社長>
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<2023年3月期決算実績>
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<設備投資の拡大>
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2023年3月期業績は売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも増加となっている。その理由として、物流事業の好調と旅行事業の改善により増収増益となったと説明した。

一方、2024年3月期の通期計画では、コロナ禍が収束に向かっているとしながらも、運賃正常化と物量減少により減収減益見込みとしている。

そして、第7次中期経営計画の進捗と方向性では、「グローバル・ロジスティクス・プロバイダーとして、新領域事業への挑戦とコア事業の深耕化を図るとともに、ESG経営に取組む」とし、2022年4月~2027年3月の5年間を2つの期間に分けて、目標達成と高い企業価値の創造を目指すとしている。

まず、フェーズ1(22年4月から24年3月)を次世代(Society5.0)に適応する事業基盤・経営基盤の構築としている。フェーズ2(24年4月~27年3月)を施策の確実な実行とさらなる成長の実現と位置付けている。

フェーズ1での数値目標は計画通り進んでいるとし、フェーズ2での最終目標も達成可能な現状であると説明した。

設備投資では、今年9月か10月には竣工する神奈川埠頭危険物倉庫に50億円、栃木芳賀倉庫に50億円を確定とし、国内・海外施設関連への投資を100~150億円、IT・DX推進、M&A、ESG、人材等に50~100億円投資するとしている。すでに神奈川埠頭危険物倉庫では、その倉庫要員の教育・研修を進めている最中だという。

<渡邊 淳一郎専務執行役員>
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なお、同社の2024年問題に対する協力会社への対応については、渡邊 淳一郎専務執行役員が「非常に深刻な問題と受け止めている。当社のように荷主と協力会社の間に立って依頼している関係上、価格面も含めて、運んでもらえなくなるという危機感がある。これまで配車については営業の人間が個々の協力会社に対応していたが、同社内に専門の組織を作って対応したい。特に、大型車については、製造ライン向けの需要に影響するため、輸送に強い事業者との連携を深め、強固なサプライチェーンを構築していきたいと考えている」と話した。

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