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佐川GL/初の冷凍冷蔵倉庫を千葉県船橋市に開設

2023年07月03日/物流施設

佐川グローバルロジスティクスは7月3日、同社初となる冷凍冷蔵倉庫「Cold Logi船橋」(千葉県船橋市)を同1日に開設したと発表した。

<倉庫外観(LOGI FLAG COLD 船橋I)>
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<庫内(1階出荷スペース)>
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佐川グローバルロジスティクスは、顧客ニーズに沿った物流提案を行うため、このたび冷凍冷蔵倉庫での業務を開始した。これまでオーダーメイド型の物流でレイアウト設計から顧客に合わせた物流加工など、柔軟なカスタマイズを通じて得たノウハウを冷凍冷蔵の倉庫でも展開する。

物流加工作業に加え、都心からのアクセスがよい利便性の高い立地と、佐川急便をはじめとするグループ会社と協力会社の輸送網を最大限に活用し、効率化された一気通貫型の配送を実現。Cold Logi船橋の冷凍保管区画(-25℃)と冷蔵保管区画(5℃)で、商品の品質を維持しながら物流加工を行う。

これにより、量販店や外食産業の各店舗へ向けた発送などのBtoBのほか、高齢化や単身世帯の増加でニーズが顕在化しているBtoCの食品EC領域でも高品質で効率的な物流を実現。グループの総合力によって、さまざまな商品サイズ、物量への対応、高度なサプライチェーン構築など最適なロジスティクスを提案する。

<一気通貫型コールドチェーンのイメージ>
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Cold Logi船橋では、保税蔵置所の取得を予定しており、輸入貨物や輸出貨物を預かることで、移動コストの低減・リードタイムの短縮・品質向上に繋がる、シームレスなロジスティクスサービスを提供する。

また、動物検疫所の検査場所指定も取得し、動物検疫が必要な精肉などの輸入商材にも対応できる保税エリアとすることで、顧客ニーズに合わせた幅広い商材の扱いを可能にする。

冷媒には自然冷媒を採用しており、2030年のフロン問題に対応。LED照明や太陽光パネルによって、環境負荷低減も図っている。

■「Cold Logi船橋」施設概要
所在地:千葉県船橋市栄町2-2-13、2-15、2-174、2-205(LOGI FLAG COLD 船橋I)
賃貸面積:約2105坪
アクセス:東関東自動車道「千鳥町IC」5km、京葉道路「船橋IC」2.3km

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