大創産業は7月7日、神奈川県平塚市に「大創産業 神奈川 RDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)」を開設、8月下旬から出荷を開始すると発表した。
神奈川RDCは、大創産業が運営する国内9か所目のRDCとなり、南関東エリアにおける物流ネットワーク拠点として、東京都、神奈川県などのDAISO約400店舗へ商品供給を進める。近年の新規出店数の増加に伴って課題となっていた、出荷キャパシティ拡大、店舗での作業負荷の軽減などの解決を目指している。
神奈川RDCは、自動入出庫に対応する最新の大型マテリアルハンドリング機器(大型マテハン機器)の導入などにより、物流の高効率化・省人化を実現している。
その一つがロボットパレタイザー。入庫した商品を自動でパレットに積み、自動倉庫へ入庫する。1時間に600ケース対応可能(最大時)だ。また、オートカートンカッターは、後工程のピッキングがスムーズに運ぶよう、カートン上面を自動でカットする。
さらに、震災時等におけるBCP対策として、非常用発電機と瞬停補助装置による完全無停電対応をはじめ、避電器による落雷被害防止、水害に備えた設計、サーマルカメラによる火災リスク対策などの設備を整えている。大地震時に備え、震度5以上で免震になる厚さ3mmの「ミューソレーター」をフレックス自動倉庫とサーバールームに設置している。
■施設概要
所在地:神奈川県平塚市堤町 3-11(交通:圏央道・寒川南ICから 12km/東名・厚木ICから11km)
建築:鉄骨造地上4階建て
敷地面積/延床面積:2万7145.74m2/5万3169.48m2
トラックバース:入荷 13台、出荷 30台
着工/竣工:2021年8月15日 着工、2023年7月6日竣工
出荷開始:2023年8月下旬(予定)