SBS東芝ロジスティクスは7月13日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が6月30日付で運用を開始した「物流現場改善優良認定」制度において、「物流現場改善優良認定 2023 ブロンズ」に認定されたと発表した。
JILSでは、物流現場の改善活動に積極的に取り組んでいる企業を物流現場改善の先進企業として認定し、広く産業界に周知させることをねらいとして「物流現場改善優良認定」制度の運用を開始した。2023年度の認定は2022年4月1日~2023年3月末日の活動に基づいたもので、JILS 改善事例大会の発表内容に応じてポイントが付与され、付与ポイント合計に応じてランクが認定される。
同社においては『ダイバーシティ推進による組織風土の活性化(女性従業員に優しい倉庫環境づくり )』と題し、女性作業員の目線に立って倉庫環境の改善を行い作業負荷の軽減により作業工数の改善を図るとともに女性・高齢者でも働きやすい職場環境づくりに取り組んだ事例と、『リモートによるシンガポール海外倉庫の立上(コロナ禍でのニューノーマル対応)』と題し、コロナ禍での海外倉庫立上げにあたり、現地従業員への教育や倉庫環境整備を遠隔指導で実施し国内同等の品質レベルを維持した倉庫を立上げた事例が評価されたことにより、今回の認定に至ったもの。
2023年度に優良認定されたのは同社を含めた4社のみで、そのすべてが初年度の最高位であるブロンズに認定された。同社は今後も日々の改善活動を継続的に行い、生産性の向上と最適なソリューション提供によるロジコスト低減を図りながら、さらに上位のランク認証を目指すとしている。