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海外進出企業の生産・販売拠点/生産はインド、販売は米国上昇

2023年07月28日/調査・統計

帝国データバンク(TDB)は7月28日、海外進出企業の生産・販売拠点に関する実態調査(2023年)の結果を発表した。

<生産拠点・販売拠点として最も重視する上位20か国・地域>
20230728tdb - 海外進出企業の生産・販売拠点/生産はインド、販売は米国上昇

それによると、生産拠点として最も重視する進出先は、「中国」が 17.1%で最も高かった。以下、「ベトナム」(9.3%)、「タイ」(5.8%)、「台湾」(2.9%)、「インドネシア」(2.6%)などアジア諸国・地域が上位に並んだ。

前回実施した 2019年9月調査と比較すると「中国」が6.7ポイント低下した。上位10か国・地域では「インド」を除きすべて低下となった。

販売拠点においても同様に「中国」が 19.6%でトップとなった。次いで、「アメリカ」(9.8%)、「タイ」(6.5%)、「ベトナム」(6.1%)、「台湾」(5.5%)が続く。前回調査と比較すると上位10か国・地域においては、「アメリカ」「台湾」などが上昇した。

これは、「中国において人件費などのコスト上昇に伴い、投資環境としての優位性低下を懸念」(機械・器具卸売)や中国に対するカントリーリスクを懸念する声もあり、ポストコロナ時代では、「中国」を最重要拠点と認識しているものの、国内回帰や他の国・地域へ拠点が移り変わる可能性もありそうだ、としている。

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