商船三井のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるMOL PLUSは8月1日、3次元風計測装置(ドップラー・ライダー)の開発・販売・データ提供を行うメトロウェザーに追加出資したと発表した。
<メトロウェザーの3次元風計測装置(ドップラー・ライダー)>
ドップラー・ライダーとは、赤外線レーザーを使って風に舞った大気中の塵や微粒子からの反射光を受信し、解析することによって風況観測をする大気計測装置で、突風や乱気流をリアルタイム・3次元に把握・可視化することができる。
MOL PLUSでは、2022年3月にメトロウェザーへの一度目の出資を実行しており、同社による取り組みが幅広い産業の価値向上に寄与することに期待し、追加出資を決定した。
また、メトロウェザーは商船三井とドップラー・ライダーの開発で協業しており、同社の「ウインドハンタープロジェクト」を通してドップラー・ライダーを用いた海運領域での風況計測ソリューションの社会実装をより一層推進するとしている。
■メトロウェザー概要
設立:2015年5月
所在地:京都府宇治市
資本金:1億円(資本準備金含まず)
事業内容:リモートセンシング技術を応用した大気計測装置の開発・製作・販売
気象情報とIoTを組み合わせたマーケティングおよびソリューションの提供
気象観測および予測データ、防災オペレーション支援情報の提供
HP:https://www.metroweather.jp/