LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





三井倉庫HD/4~6月の売上高16.0%減、営業利益9.2%減

2023年08月02日/決算

三井倉庫ホールディングスが8月2日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高659億8800万円(前年同期比16.0%減)、営業利益61億5800万円(9.2%減)、経常利益65億2100万円(8.6%減)、親会社に帰属する四半期純利益37億8000万円(20.8%減)となった。

物流事業の売上高は640億1600万円(16.4%減)、営業利益59億1800万円(5.8%減)だった。

事業環境は前期まではサプライチェーンの混乱への対応のため、企業が原材料・部品等の在庫を積み増していたが、当第1四半期以降は在庫調整局面が継続しているため、国際輸送の荷動きは低調に推移している。海運市況の混乱や、航空旅客便の減便に伴う貨物スペースの供給制約は解消しており、このため海上・航空運賃の単価の下落が継続している。

営業面では、フォワーディング業務は海上・航空運賃の単価下落の影響により減収減益となった。一方で、厳しい事業環境の中においても仕入れコストのコントロールにより利益率を改善させた。家電関連の物流では大型の白物家電の輸配送・設置業務が好調に推移し取扱が増加した。国内の家電や日用品等の輸配送におけるトラック積載効率の向上に取り組み、コスト削減と同時に人件費や燃料費の高騰への対応も行った。

なお、不動産事業の売上高は21億7600万円(0.2%増)、営業利益12億8900万円(1.4%増)だった。

通期は、売上高2730億円(9.3%減)、営業利益215億円(17.2%減)、経常利益207億円(22.0%減)、親会社に帰属する当期純利益118億円(24.4%減)を見込んでいる。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース