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セイノーHD/4~6月の売上高4.4%増、営業利益15.2%減

2023年08月10日/決算

セイノーHDが8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高1592億4200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益61億6000万円(15.2%減)、経常利益70億5100万円(19.2%減)、親会社に帰属する当期利益44億2900万円(18.7%減)となった。

セグメント別の輸送事業の売上高は1178億6400万円(1.3%増)、営業利益は37億5700万円(30.6%減)となった。

輸送事業は、中核会社である西濃運輸に関東西濃運輸、濃飛西濃運輸、及び東海西濃運輸を合併させ、低積載便の削減や同一経済圏での運行効率を高めるなど、輸送の全体最適化に向け再構築してきた。また、成長分野である貸切領域においては、顧客が貸切車両を手配できる「見つカルチャーター」のサービスをスタートさせ、特積み輸送などとも組み合わせて最適な輸送モードが提供できる体制を構築してきた。さらにロジ・トランス機能を活用した営業展開で、新規荷主の獲得や出荷継続率の向上、取扱貨物量の確保に努めてきた。

一方で、自動車運転業務における時間外労働時間が上限規制されるいわゆる「2024年問題」に向けて、コスト増となる長距離帯や、採算性の低い高重量帯を中心に適正運賃収受を進め、利益確保に向け取り組んできた。

通期は、売上高6414億4000万円(1.6%増)、営業利益273億2000万円(4.1%減)、経常利益310億円(5.2%減)、親会社に帰属する当期利益178億円(6.4%減)を見込んでいる。

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