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JMU/WAN HAI LINES向け3055TEU型コンテナ船の引渡完了

2023年08月30日/IT・機器

ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は8月29日、有明事業所(熊本県玉名郡長洲町)で建造していたWAN HAI LINES(ワンハイラインズ)向け3055TEU型コンテナ船「WAN HAI 367(ワンハイ367)」を引渡したと発表した。

<WAN HAI 367>
20230830jmu 520x347 - JMU/WAN HAI LINES向け3055TEU型コンテナ船の引渡完了

同船は、同社が開発したホールド内最大12列×6段、デッキ上最大14列×7段の積載能力をもつ総積載量3055TEUのフィーダーコンテナ船。

アジア発着やアジア域内での海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路への投入を想定し、高い積載能力を確保する一方で、定時運航を可能とする高い航海性能が求められる中、同社技術を駆使し両性能を高いレベルで実現、従来船に比べて環境性能と運航性能を著しく向上させた船型となっている。

特長として、最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した幅広最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイス「LV-Fin」「ALV-Fin」の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成。MAN-B&W最新デザインとなる電子制御エンジンMark10.5の採用、冷却海水ポンプのインバーター制御の採用によって燃費性能を向上させている。

また、INS(Integrated Navigation System:統合型航海システム)と全天候型ブリッジの採用で、航海中や離着桟時の操船の利便性・安全性を向上させているほか、CCTVカメラシステムを装備し、航海支援・機関室内監視等による安全性向上を図っている。

そのほか、バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持等に適合するなど、さまざまな環境規制に対応している。

■「WAN HAI 367」概要
全長:203.50m
幅:34.80m
深さ:16.60m
喫水:11.50m
載貨重量:3万7160トン
総トン数:3万468トン
主機関:MAN-B&W 7S70ME-C10.5 ディーゼル機関1基
航海速力:21.50ノット
定員:25名
船級:ABS
船籍:Singapore

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