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アスエネ/安田倉庫にCO2排出量見える化・削減クラウドサービス提供

2023年09月13日/IT・機器

アスエネは9月12日、安田倉庫に、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を提供したと発表した。

<安田倉庫イメージ>
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<アスエネイメージ>
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「アスエネ(旧:アスゼロ)」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援する。

主な特長には「請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化」、「CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績によるSXコンサルティング」、「GHGプロトコルに基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援」、「製品別CFP機能により、製品・サービス単位のライフサイクル全体のCO2e排出量の算定が可能」、「CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供」、「GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み」等がある。

安田倉庫における「アスエネ」導入の選定の決め手となったのは、システムに請求書をアップロードするだけで入力可能なこと。安田倉庫は拠点数が多く、安田倉庫単体では57施設、関係会社で31施設を保有している。グループ全体では、「アスエネ」の使用により、CO2排出量の見える化業務の大きな工数削減に繋がっている。

また、コンサルティング担当との面談の場があるだけでなく、質問への回答が迅速で明解なこともある。安田倉庫は、2022年2月にサステナビリティ推進室を新設したものの、Scope3の算定については何から始めれば良いかわからない手探りの状態。4000社の導入実績(2023年7月末時点)をもつ「アスエネ」だからこそ、同業他社の事例などを踏まえたコンサルティングを受けられることがポイントだった。

安田倉庫は「アスエネ」の導入により、2022年度のCO2排出量を算定し、今後の削減目標を策定することができた。今後は脱炭素の様々な施策を講じることにより「2022年度比30%削減」の目標の達成を目指す。そして、脱炭素の取り組みやCDPの回答やTCFDの開示に繋げ、安田倉庫グループの競争力を高めていきたいと考えている。

なお、安田倉庫の物流センターではあらゆる業種の商品を取り扱っており、EC物流やメディカル物流、ITキッティングサービス、国際輸送、文書保管・引越サービスなどを展開している。さらに、不動産事業としてオフィスビルやホテル、商業施設、住居などの開発、賃貸、ビルメンテナンスも行っている。

安田倉庫は、これまでも持続可能な社会に貢献するべく、環境や気候変動関連の対策に力を入れてきた。しかし、CO2排出量(Scope1・2)の算定範囲は安田倉庫と一部の関係会社のみにとどまり、グループ全社のCO2排出量の見える化ができていないことが課題だった。また、運送業をはじめとする関係会社が増えており、グループ全社を挙げたCO2排出量の削減に取り組む必要があると考え、各拠点に負荷をかけることなく、排出量の見える化が可能なシステムを探していた。

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