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JR貨物/8月の鉄道コンテナ輸送量6.9%増

2023年09月13日/調査・統計

JR貨物が9月13日に発表した8月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが136万8000トン(前年同月比6.9%増)、車扱が70万6000トン(8.5%増)で、合計207万5000トン(7.4%増)となった。

8月は、物価高騰等で国内消費の回復が鈍いことに加え、台風6号・7号による影響を受け、輸送量は伸び悩んだものの、前年は大雨に伴う奥羽線不通等により大きく減送が生じたため、輸送実績は多くの品目で前年を上回った。

コンテナは、食料工業品が、気温上昇やイベント開催等で清涼飲料水とビールを中心に好調となった。農産品・青果物は、馬鈴薯、玉葱、野菜類等が記録的な猛暑の影響で収量が減少した一方、米が堅調な荷動きとなったほか、紙・パルプは一部顧客で2024年問題を見据えたモーダルシフトの動きが見られた。

車扱は、石油がお盆期間の帰省需要等でガソリンと軽油を中心に需要が増加し、増送となったほか、製鉄の過程で不純物除去に用いられる石灰石が自動車生産回復による鉄鋼需要の増加を受けて前年を上回った。

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