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京王電鉄/多摩境駅前に倉庫機能備えた複合施設を今冬開業

2023年09月27日/物流施設

京王電鉄株は9月27日、京王相模原線多摩境駅前で開発を進めている新複合施設「京王多摩境駅前ビル」を、2023年冬に開業すると発表した。同施設は、京王相模原線多摩境駅から約40mと駅から至近にあり、これまで暫定的に利用していた社有地に、店舗や事務所、倉庫などの複合用途施設を開発するもの。

<外観イメージパース>
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同施設の外壁には、同敷地から見える丹沢山系をモチーフとした塗装を施し、地域に馴染むデザインを目指した。また、京王グループでは低炭素社会実現のため、再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組んでおり、同施設でも太陽光発電システムを導入し、施設全体の電気使用量の一部を再生可能エネルギーで賄う。

同施設には店舗やオフィス、倉庫などのテナントが入居可能で、今回オフィスおよび倉庫には、東京都町田市創業の歴史をもつ富澤商店が入居する予定。なお、富澤商店では本社機能及び神奈川県相模原市内にある既存倉庫や物流拠点についても同施設に集約する。

京王電鉄では物流事業での連携を視野に入れており、人材交流や移転支援に取り組んでいる。富澤商店についても同施設への移転を契機に、倉庫内業務および拠点間配送業務の一部を京王運輸で担い、同社の物流業務を支援することを予定している。

また、店舗には京王ストアやスギ薬局、病院などの地域の日常生活の利便性に寄与するテナントが入居する。

■複合施設「京王多摩境駅前ビル」の概要
開業日:2023年冬
所在地:東京都町田市小山ヶ丘3-22-9
敷地面積:約6800m2
延床面積:約1万6800m2
構造規模:鉄骨造、地上5階建て
建物用途:店舗、オフィス、倉庫等

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