LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

2023年10月05日/物流施設

大和ハウス工業は10月5日、2020年7月から神奈川県横浜市都筑区で計3棟のマルチテナント型物流施設からなる物流タウン「DPL 新横浜プロジェクト」の開発を進めてきたが、9月29日に3棟目となる「DPL 新横浜III」が竣工し、同プロジェクトが完成したと発表した。

<右からマルチテナント型物流施設「DPL 新横浜I」、「DPL 新横II」、「DPL 新横浜III」>
20231005daiwa1 520x306 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

「DPL 新横浜プロジェクト」は、計3棟の物流施設からなる物流タウンで、下層から上層にかけて明るいグラデーションとなる外観を全棟で採用するなど、建物の圧迫感を緩和し周辺環境に馴染むデザインとし、一体感のあるまちづくりを推進した。また、「DPL 新横浜I」「DPL 新横浜II」のランプウェイには通風や通光性に優れたルーバー(鎧戸(よろいど)」「ガラリ戸」)を施し、トラックのライトを漏れにくくしたほか、「DPL 新横浜II」のバルコニーには波状の格子を使用し、近接する鶴見川の川面とも調和するデザインを取り入れるなど、周辺環境にも配慮した。

<ランプウェイ(DPL 新横浜II)>
20231005daiwa2 520x337 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

<バルコニーの格子(DPL 新横浜II)>
20231005daiwa3 520x346 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

立地面では、東京都心から30km圏内、首都高速湾岸線「横浜港北出入口」から約 100m、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から約300mと至近。東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道(圏央道) にもアクセスしやすい非常に利便性の高い立地のため、都心部や「東京国際空港(羽田空港)」、「横浜港」へも車で30分以内でアクセス可能。近距離輸送だけでなく海外輸送にも適した立地のため、グローバルSCMに対応可能な施設として利用できる。

<カフェテリア(DPL 新横浜II)>
20231005daiwa4 520x345 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

<オールジェンダートイレ(DPL 新横浜II)>
20231005daiwa5 520x341 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

また物流施設内には、テナント企業の従業員専用の保育施設やカフェテリア、祈祷室、オールジェンダートイレなどを完備し、多様な働き方や価値観にも配慮した設計とした。あわせて、BCP対応として免震システムの採用や非常用発電機を設置したほか、全棟に太陽光発電システムを搭載するなど、防災面・環境面にも配慮した施設とした。

加えて、同社は2022年4月に神奈川県と「災害発生時における物資の保管等に関する協定」を締結しており、災害時には同プロジェクトに支援要請があった場合、救援物資を受け入れる拠点として開設することもできる。

<位置図>
20231005daiwa6 520x334 - 大和ハウス/神奈川県横浜市に3棟の物流施設による物流タウン完成

■「DPL 新横浜III」建物概要
名称:「DPL 新横浜III」
所在地:神奈川県横浜市都筑区川向町 2001-14 外
交通:首都高速湾岸線「横浜港北出入口」から約 200m
第三京浜道路「港北IC」から約 400m
敷地面積:1万6281.95m2(4925.29坪)
建築面積:6787.75m2(2053.29坪)
延床面積:3万5470.37m2(1万729.78坪)
賃貸面積:2万9545.25m2(8937.43坪)
(最大2テナント、1区画の面積約 1万4700m2~入居可能)
構造・規模:柱RC梁S造一部S造、地上6階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス港北開発特定目的会社
総合計画:大和ハウス工業 建築事業本部、関東建築設計部
デザイン監修:大和ハウス工業 東京企画開発設計部
設計・施工:淺沼組
着工日:2022年6月15日
竣工日:2023年9月29日
入居可能日:2023年10月1日

■DPL新横浜プロジェクト
敷地面積:9万8009.20m2
延床面積:23万3702.83m2
賃貸面積:17万9930.88m2

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース