LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

2023年10月10日/物流施設

オリックス不動産は10月10日、京都府京田辺市で開発を進めていた物流施設「京田辺ロジスティクスセンター」が完成したと発表した。

<京田辺ロジスティクスセンター>
20231010orix 520x307 - オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

<位置図>
20231010orix1 520x403 - オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

同施設は、バンテックが関西エリアを中心とした特定荷主専用の商品供給拠点として一棟全体を利用する。

京奈和自動車道「田辺西IC」から0.6km、第二京阪道路「枚方東IC」から3.9kmに位置しており、関西エリアの広域配送に対応可能なことに加え、2027年度には新名神高速道路の全線開通で東日本と西日本の結束点としても交通利便性の向上が期待できる。

<倉庫内観>
20231010orix2 520x347 - オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

<上下搬送設備>
20231010orix3 520x347 - オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

建物は、地上3階建て延床面積2万15.54m2のボックス型で、1階に最大19台(10t車、一部4t車)が同時接車できるバースを整備。倉庫内の梁下有効高は約5.5mを確保し、上下搬送設備は荷物用エレベーターと垂直搬送機を各2基実装している。

<100%再生可能エネルギー由来電力供給のスキーム図>
20231010orix4 520x260 - オリックス不動産/京都に物流施設完成、バンテックが1棟利用

また、屋上には第三者所有モデル(PPAモデル)で512.64kWの太陽光発電システムを設置し、発電した電力を施設内で利用するほか、天候の影響や夜間などで発電量が不足する場合はグループ会社のオリックスから非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、テナント企業へ100%再生可能エネルギー由来の電力を提供する。

建物はCASBEE(新築)Aランクを取得済み。災害などの停電時にも24時間稼働が可能な非常用発電機を設置し、テナント企業のBCP(事業継続計画)にも対応している。

■「京田辺ロジスティクスセンター」施設概要
所在地:京都府京田辺市甘南備台2-14-8(田辺西工業団地区内)
交通手段:京奈和自動車「田辺西IC」0.6km、第二京阪道路「枚方東IC」3.9km
JR学研都市線「京田辺駅」2.9km
敷地面積:1万2479.90m2(3775.16坪)
延床面積:2万15.54m2(6054.7坪)
規模・構造:地上3階建て、S造
駐車場台数:普通車44台、大型トラック待機場10台
トラックバース:19台(10t車17台、4t車2台)
床荷重:1.5t/m2
梁下有効高:5.5m以上
設備:全館LED、非常用発電機、太陽光発電設備、EV充電スタンド2基
設計施工:西松建設
着工:2022年8月1日
竣工:2023年9月29日

オリックス不動産/茨城県つくば市に約5万m2のマルチ型物流施設完成

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース