バンテックは5月29日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)主催の「全日本物流改善事例大会2023」で、グループ会社のバンテックセントラルとバンテック九州が物流改善発表を行ったと発表した。
バンテックセントラルは、主に重量物搬送を行う拠点で電動アシストユニットと負荷軽減キャスターを導入し、搬送の押し出しをアシストするとともに、慣性の法則によってキャスターを押し続けられる仕組みを構築したことで、年齢性別による作業可能者の限定を解消し、誰でも安全かつ快適に仕事ができる環境づくりに取り組んだ。
バンテック九州は、主に自動車生産ラインへの納品を行う作業工程での取り組みを紹介。重量のあるケースで入荷される部品への荷姿転換作業時に部品の梱包・開梱、それぞれの工程に掛かる作業負荷を部品の重さによって作業者の作業の高さを調節可能とするパレットレベラーと、作業者が作業位置へ移動する動作を解消するため、重量物自体を回転させるパレット回転機を導入し、作業負荷の改善を図った。