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アマゾン/リヤカー付き電動アシスト自転車で配達サービス開始

2023年10月18日/IT・機器

アマゾンは10月18日、安全で迅速かつ効率的な配達を提供する取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車を活用した商品の配達サービスの開始を発表した。

<リヤカー付き電動アシスト自転車>
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これにより、軽バンや運転免許を保有していない人も配達を行うことができる。さらに、温室効果ガスの排出を減らし、より持続可能な配達を実現する。

アマゾンの商品を配達するこのリヤカー付き電動アシスト自転車は、国内24の都道府県で既に数百台がデリバリーサービスパートナー(通称 DSP)によって活用されており、今後数年以内に順次配達エリアや台数を拡大し、年間数千万個の商品を配達予定。

アマゾンジャパンのアヴァニシュ ナライン シング アマゾンロジスティクス代表は、「今回、特に過密地域において、デリバリーサービスパートナーがより便利で持続可能な方法でアマゾンの商品を配達できるようにする取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車での配達が可能になったことを大変嬉しく思う。アマゾンは、2040 年までにすべての事業においてネット・ゼロ・カーボンを達成するという目標を掲げ、配達ネットワークの脱炭素化につながる、より持続可能な配達方法の導入に取り組んでいる。今後も、顧客が迅速かつ確実に、そして何よりも持続可能な方法でアマゾンの商品を受け取れるよう、リヤカー付き電動アシスト自転車の配達エリアや台数を拡大していく」と述べている。

また、リヤカー付き電動アシスト自転車で配達する商品も、置き配設定が可能となる。置き配は、安全で非接触型であることに加え、対面で商品の受け取りのために顧客に対応してもらう必要がない。アマゾンでは、玄関への置き配が初期設定だが、注文確定画面等で宅配ボックス、ガスメーターボックス、自転車のかご、車庫、建物内受付/管理人の中から、顧客は指定場所を変更することも可能。置き配は再配達の大幅な削減にもつながる。

なお、顧客から注文された商品は全国の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)から集約し、アマゾンのデリバリーステーション(DS)に届けられ、アマゾン独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」によって、委託先の配送業者を通じて顧客の玄関先に届けられる。この配送プロセスの最後の「ラストワンマイル」にリヤカー付き電動アシスト自転車を使用することで、自動車や運転免許を必要とせずに配達を行うことができる。

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