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大和物流/DPLつくば谷田部を全棟賃借し物流センター開設

2023年10月18日/物流施設

大和物流は10月18日、大和ハウス工業が茨城県つくば市に開発した物流施設「DPLつくば谷田部」を全棟賃借し、「つくばロジスティクスセンターII」を同日付で開設したと発表した。

<つくばロジスティクスセンターII(DPLつくば谷田部)>
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「つくばロジスティクスセンターII」は、主に大和ハウス工業の調達物流業務を担う建築建材物流の旗艦拠点として運営している「つくばロジスティクスセンター」(延床面積1万9470m2)が満床稼働状態にあることを踏まえて、首都圏全域へのアクセスに優れ、拠点コストが一都三県と比べ安価なつくばエリアでの物流ネットワークの強化に向けて開設したもの。

<位置図>
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高速道路からの距離は、常磐自動車道「谷田部IC」から5.5km、圏央道「つくば中央IC」から7.5kmで、都心部向けの配送拠点から首都圏を広域にカバーする拠点まで幅広い用途に対応できる。

既存の「つくばロジスティクスセンター」からも3kmと至近のため、作業員や車両などのリソースを共有することで、繁閑差への対応など効率的な業務運営が可能になる。

<庫内>
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建物は、1フロア約1万6500m2と広大な面積を有し、高い汎用性によって在庫保管型のセンターから仕分けを中心とした通過型センターまで、さまざまな種類の物流センター運営に適応した効率的な庫内オペレーション設計が可能。

また、2024年問題への対応が求められる中、同施設では両面トラックバースによる最大72台の接車が可能なことに加え、バース予約管理システムの導入を予定しており、荷待ち・荷役作業時間の短縮が可能なため、トラックドライバーの長時間労働改善にも寄与する。

環境への配慮としては、屋上に今後太陽光発電設備を設置し、オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギーの供給を受ける予定。年間電力使用量のうち101万kWhを太陽光発電設備による再生可能エネルギーで賄うことができる。

<空撮写真>
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■つくばロジスティクスセンターII
所在地:茨城県つくば市みどりの南23-1
延床面積:4万1292.60m2(1万2491.01坪)
構造:鉄骨造 地上2階建て
バース形状:高床式両面トラックバース
接車台数:72台
床荷重:各階1.5t/m2
設備:貨物用エレベーター3.5t×6基
ドックレベラー:4基
環境設備:太陽光発電設備(発電容量2396kW 、モジュール出力2400kW、パワコン出力1700kW、年間予定発電量101万kWh)
アクセス:常磐自動車道「谷田部IC」5.5km、圏央道「つくば中央IC」7.5km
最寄り駅:つくばエクスプレス「みどりの駅」1.7km
開設:2023年10月18日

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