オープンロジは10月19日、事業者がShopifyのコマースプラットフォームで設定した荷物の重量や配送先、国などの条件によって、ユーザーポータルの出庫ルール機能を利用して最適な海外配送サービスを自動で指定する際、「小形包装物(航空)+書留のサービス」も選択できるようにしたと発表した。
オープンロジは、越境ECの配送方法・料金を最適化するため、配送先の国や重量などを勘案して複数の手段を利用できるようにEMSやDHL、FedExなどの海外配送サービスと連携し、ユーザーポータル上で選択できるようにしている。また、2023年9月からは、出庫ルール機能で最適な海外配送サービスの自動指定・出庫指示ができるようにした。
越境ECでは、購入時に好みの配送手段を選択できることがCV率(成果達成率)UPに寄与する。一方で、注文確定後に、デフォルトの配送方法から顧客指定の配送手段に変更する作業時間は、販売拡大に比例して増大し、事業者の負担となっていた。
Shopifyを活用する事業者が、オープンロジの出庫ルール機能を利用することで、1か月あたり、約12.5時間の作業時間削減とCV率UPを実現したという例もある。そこで今回、9月30日に廃止された国際eパケット郵便物の代わりとして「小形包装物(航空)+書留のサービス」も設定・選択可能にして、物流面から越境ECのCV率UPに貢献できるようにしたもの。
なお、オープンロジは「テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する」をビジョンに掲げ、物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」を提供してる。オープンロジは倉庫をネットワーク化し、固定費ゼロ・従量課金で利用可能な物流フルフィルメントサービスを提供しており、物流を中心とするバックエンド業務を丸ごと任せていただくことで、ECを展開するユーザーの事業成長を加速するパートナーとして事業を展開している。