三井物産は3月26日、Shopify Japan（Shopify）と提携し、国内のEコマース事業者向けに配送のデジタルトランスフォーメーション（DX）サービス（プラスシッピング）を本格展開すると発表した。
＜プラスシッピングサービスのイメージ＞
三井物産はDXの知見と物流事業における長年の経験を活かし、日本郵便と2022年10月、佐川急便と2023年7月に、さらには2024年4月にヤマト運輸と配送サービスを開始することで国内三大配送会社すべてとデータ連携し、ECサイトで販売した商品の配送業務のDX（電子注文・電子決済）を実現する。
「プラスシッピング」は、オンラインでEC事業者が配送注文から配送料決済までワンストップで業務が完結できる国内唯一の配送サービスで、EC事業者は配送会社との個別契約なく、配送注文が可能となる。このサービス導入により、配送業務の最大93％を削減しECサイトで販売した商品を消費者へ簡単に、スピーディーに配送することが可能。
また、レターサイズから大型、常温に加え、冷蔵・冷凍、さらには置き配までフルラインナップでの配送モードに対応しており、EC事業者のあらゆるニーズを充足できるよう設計している。
国内市場では物流業界における「2024年問題」で、配送キャパシティの減少、料金の高騰が顕在化している。「プラスシッピング」によって、オンラインで配送注文が完結し、三井物産がEC配送を束ねることによる特別配送料と配送会社を自由に選べる配送サービス提供により、EC事業者及び配送会社双方の業務効率化を通じて、国内EC市場の更なる発展に貢献するとしている。
