AutoStoreは10月24日、ロボットストレージシステム「オートストア」内を走行するロボット「R5」について、最新バージョンの「R5 Pro」を発表した。
＜R5 Pro＞
新しいロボットは、大規模なECオペレーション特有のニーズに対応できるよう設計を最適化しており、従来よりも優れたスペース活用や、より高いパフォーマンス、大規模な昼夜マルチシフトオペレーションを行う企業のトータルコストの削減に寄与する。
電池にLTO（リチウムチタン酸化物）バッテリーを使用することで急速充電が可能となり、昼夜マルチシフトオペレーション時に個々のロボットの稼働率が向上。また、必要な充電器の数が最大で86％減少し、倉庫スペースの有効活用や、収納可能なSKU（商品個別コード）数の増加、設置に必要な床面積の削減を実現する。
また、大規模な現場の場合、従来のR5ロボットとの比較で同じグリッド上でのロボット数を最大15％削減することができる。
＜AutoStoreの最高製品責任者Carlos Fernandez氏＞
AutoStoreの最高製品責任者であるCarlos Fernandez氏は、R5 Proについて、「長時間オペレーションにおけるロボット1台あたりの生産性を向上させ、倉庫スペースの有効活用を最適化し、トータルコストを削減することで、その優位性を発揮する」と特長を説明。
そのうえで、「R5 Proの市場投入により、長時間のオペレーションおよび大量のロボットが必要とされていた、大規模なシステムと高スループットオペレーションを必要とする顧客に向け、長時間のオペレーションには大量のロボットが必要であるというイメージを覆すことで、当社の市場における優位性に基づく価値ある提案が可能になる」と語っている。
