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クリンペットジャパン/最大50%圧縮、特許取得の梱包資材開発

2023年10月25日/IT・機器

クリンペットジャパンは10月25日、消耗品などのかさばる商品を圧縮し、コンパクトな形状にすることにより輸送・配送のコストの削減が期待できる特許技術「圧縮梱包・クラパックDX」を開発したと発表した。

<「圧縮梱包・クラパックDX」使用イメージ>
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同社は今年6月、日本物流団体連合会が主催する物流環境大賞において、商品の圧縮梱包技術で先進技術賞を受賞した。今回、新しく発表された「圧縮梱包・クラパックDX」は、真空パックの原理を応用した特許技術で、紙製品や不織布製品、繊維製品などの「かさばる商品」のサイズを最大50%圧縮することが可能だという。

例えば、ペーパータオル40個が入ったダンボール2ケースを圧縮した場合、80個入りのコンパクトなクラフト袋になる。すると、今までの2倍積載量を増やすことができ、「運賃・荷下ろし費用・入庫費用・保管費用・出荷費用・配送費用などの物流に関する費用が最大50%削減される」と試算している。

さらに、使用後は資源ゴミになり、廃棄量はダンボールと比べて約1/4ゴミを削減できる。また、ダンボール2枚のCO2排出量938gに対してクラパック1袋は237gとなり、CO2排出量を大幅に抑えることができる。

同技術は現在、日本、アメリカ、EU(フランス、ドイツ)イギリス、中国、インドネシア、ベトナムで特許を取得している。梱包資材にクラフト袋を採用することで、資材の費用を大幅に抑えられ、圧縮梱包にかかる時間は約30秒。同社は、物流業界をはじめ、あらゆる分野に応用できるのでは、と期待している。

■クリンペットジャパン「圧縮梱包クラパック」 動画

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