ファミリーネット・ジャパン(FNJ)は、マンション玄関前配達サービス「直達」について、9月1日付で特許を取得したと発表した。
特許の取得により、居住者の安全性・利便性の向上、マンション管理業務の省人化・DX推進、さらに災害時のレジリエンス強化に大きく寄与することが期待される。
時限認証キーを用いて共用部オートロックを解錠し、提携事業者(宅配事業者等)のみを入館させることができるサービス。管理会社が遠隔で時限認証キーを発行できるため、清掃・点検などの急なメンテナンス事業者も立会不要で入館可能。管理業務の省人化に貢献する。時限認証キーの照合は通信環境に依存しないため、災害時やネットワーク障害時でも入退館が可能。マンションのレジリエンス強化に寄与する。
入館時の時限認証キーの照合に特許を取得した独自アルゴリズムを使用し、マンション内の通信環境に依存することなく、高精度かつ確実な認証・開錠を実現。二次元バーコードを介してワンタイムパスワードを発行する仕組みにより、複製や改ざんが極めて困難であり、一般的な暗証番号や共通キー方式では実現できない高いセキュリティレベルを提供する。
特に「オフライン認証 × 二次元バーコードによるキー生成」という技術は特許の中核であり、類似サービスでは模倣が難しい独自性の高い仕組み。これにより、災害時や通信障害時でも安全かつ確実な運用を可能にし、物理鍵管理では解決できなかった課題を克服している。
国土交通省では、2026年3月末を目途に物流事業者の負担軽減と再配達削減を目的として、「置き配」に関するセキュリティ対策を含めた法改正の検討が進められている。「直達」はこうした政策動向や社会的動きに対応し、安心・安全な「置き配」環境を提供できる点でも注目されている。
FNJは今後も「直達」を通じて、再配達削減による環境負荷低減や脱炭素社会への貢献、管理業務のDX推進、人手不足解消といった社会的課題に対応するソリューションを提供していくとしている。
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