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三井倉庫HD/物流のGHG排出量可視化分野で新たなサービスを開始

2023年11月06日/3PL・物流企業

三井倉庫ホールディングスは11月6日、自動車部品の国際物流におけるパーツ単位でのGHG排出量を可視化する新たな物流CO2算定サービスを開始することを決定し、同算定サービスの提供先である豊田通商との間で業務委託契約を締結したと発表した。

<サービス全体図>
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このサービスの概要・特徴は、1.豊田通商が「VtoVサービス」を通じて輸送部品の製品情報、梱包情報、発着地情報を作成、2.その情報を元に同社がISO14083:2023など国際標準規格に適合した精緻なGHG排出量を算定、3.部品の重量や容積を考慮した配分を実施し、部品1点あたりのGHG排出量レポートを作成、4.顧客の要望に応じ、同社と豊田通商が共同で排出傾向の分析や排出量削減提案を実施、するというもの。

顧客は、自社で算出したGHG排出量とこのサービスで可視化した物流GHG排出量を合算することで、製品のライフサイクルで発生するGHG排出総量(Scope3)を把握できるとともに、同社および豊田通商の持つ物流ノウハウおよびグローバルネットワークを活用し、モーダルシフトや共同配送を始めとする様々な排出量削減ソリューションを利用することが可能となる。

豊田通商が提供する商物一体となった最適サプライチェーン構築事業と、同社の脱炭素ソリューションサービスとを組み合わせた同算定サービスを活用し、物流におけるカーボンニュートラルに向けた様々な取組みを両社は今後一層推進していくとしている。

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