関通は11月7日、兵庫県尼崎市に新たな物流拠点として「DXセンター」を開設し、オープニングセレモニーを開催したと発表した。
DXセンターは、阪神高速3号神戸線「尼崎西IC」から700m、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」から1.7km、国道2号線から1.8km、阪神電気鉄道本線「尼崎センタープール前駅」から1.0km(徒歩13分)の立地。
敷地面積1万4196m2、地上4階建て延床面積2万8853m2の施設で、日本GLPが関通専用に開発した「GLP尼崎IV」を賃借して利用している。
DXセンターでは、2024年問題への対策として輸送周りの見直しや、物流拠点の見直しなど、トラック運用のハード面で対策を先行する事業者が多く、多くの相談が寄せられていることから、上流システムとデジタル変革をリードするよう、荷主の物流DXを全面的に支援する。
具体的には、新開発のEC向けOMS(Oder Management System)で受注処理を自動化し、供給チェーン管理から出荷まで一元的なシステム管理を実現。また、AIによる需要予測やデータ分析による最適な物流ルートの設計が可能となる。
関通が物流センターを展開する兵庫県尼崎市向島・末広地区は、関西の物流地区として発展している地域。同地域に物流施設を集中させることで忙しい拠点に人員を流動的に配置することが可能で、これにより繁忙期の波動対応を強化する。
DXセンターの開設で、尼崎エリアの保有倉庫は6拠点・総面積約14万m2に拡大した。
■「DXセンター」施設概要
所在地:兵庫県尼崎市道意町6-36-1(GLP尼崎IV)
敷地面積:1万4196m2
延床面積:2万8853m2
構造:地上4階建て、耐震RC・S造
着工:2022年8月
竣工:2023年11月