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成城石井/2024年問題に対応、関西物流ネットワーク構築

2023年11月08日/物流施設

成城石井はこのほど2024年問題に対応し、大阪市に関西物流ネットワークを構築するため新たに拠点となる物流施設を設けた。

拠点となる物流施設の立地は、大阪府大阪市西淀川中島2-10-28のロジスティード西日本西淀川第一営業所内2階。阪神尼崎駅から約4㎞、大阪港から約10㎞の場所。稼働当初はドライ・チルド・冷凍の3温度帯で、約1500坪(約4950m2)を予定。稼働時期は2024年3月下旬としている。

物流拠点構築の目的は、将来のビジネス拡大に対応できる関西物流ネットワークの構築だが、それと共に、物流2024年問題による将来のコストアップへの対応を図るものだ。将来計画を見越して関西エリア(中部・中国含む)の物流センターのキャパシティを確保するもの。拠点構築により、関西エリア(中部・中国含む)に現在出店している約60店舗から将来的に120店舗までの店舗に対応できることになる。

また、関西地区の店舗には現在、神奈川県内の物流センターから摂津市内の拠点を経由して商品を配送しているが、この拠点構築で関東からの横持配送便数を30%削減できるため、トラックドライバー不足にも対応でき、CO2の排出量も削減できる。

さらに、関西センターの独立性を高め、BCPを考慮した商品の安定供給体制を確立。新拠点開設により、商品集荷能力が高まり、災害等による関東からの物流網が遮断された場合にも影響を限定的にできるメリットもある。

なお、スーパーマーケット成城石井は世田谷区成城に1927年食料品店として創業、1976年にスーパーマーケットとして生まれ変わり、現在全国に200超の店舗を構えている。

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