近鉄エクスプレスは11月14日、持続可能な航空燃料(SAF)の持つ環境価値を利用したサービス「KWE Green Consolidation」の販売を日本で開始すると発表した。
利用貨物運送事業を主要事業とする同社は、現時点で最も排出量削減に効果が高いとされているSAFの利用を促進するため、混載サービスを利用する顧客とSAFの持つ環境価値を共有できるスキーム構築に向け、検討を重ねてきた。
その第一弾として、12月1日から毎週火曜日、関西国際空港出発の香港向け混載貨物に同社が所有するSAFの環境価値を割り当て、希望する顧客に再販売する。
これにより、環境負荷の低減に取り組む顧客のサプライチェーン上の温室効果ガス削減をサポートする。また、同社から第三者検証済削減証書を定期的(1年毎)に発行することも可能。
同社は今後も、国際輸送の脱炭素化、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取組みを続けていくとしている。