エア・ウォータは11月17日、北海道エア・ウォーター・アグリ、エア・ウォーター物流ならびにベジテック、デリカフーズと「青果物流通におけるDX導入推進協議会」を設立。食品等流通合理化計画を申請し、このほど農林水産省に認定されたと発表した。11月からDX導入推進による効率化、トレーサビリティの実現による付加価値向上を目的とする効果検証を開始する。
同検証は今年2月に発表した同社とベジテックとの資本業務提携ならびに、デリカフーズホールディングスの第三者割当増資引受に伴う3社協業の一環として取り組むもの。3社が連携することで生産者や物流、卸売、小売など多くの流通関係者が関わる青果物サプライチェーンでの検証が可能となる。
検証では現在、紙やExcelデータを用いた手作業で行われている産地や各入出荷拠点での検品やデータ作成業務にRFIDを活用することで大幅な効率化、省人化を図る。また、サプライチェーンのトレーサビリティが可能となり、万一の事故品発生時にも迅速な回収、原因究明や改善につなげることで、消費者の不安や健康被害の拡大を抑制していく。