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東邦薬品/高度管理医療機器の適正流通在庫管理を検証

2023年11月27日/IT・機器

東邦薬品は11月16日、医薬品卸事業完全子会社の東邦薬品が新規に高度管理医療機器の適正流通在庫管理オペレーションの検証を開始すると発表した。

東邦薬品では同社グループ内企業が開発した物流基幹システムを全ての医薬品卸売事業子会社に採用する「単一物流基幹システム」を構築している。それにより日本全域において製品を備蓄している拠点間での製品移送をスムーズに行う事ができる。この機能により小ロットサイズ製品や使用期限の短い医薬品の消化偏在を円滑に解消することができる。

また、適正な流通在庫量の範疇で欠品を回避できるため、期限切れ廃棄損のリスク低減にもつながる。更に緊急を要する注文においても、自動化率95%の「TBCダイナベース」(東京都大田区)を始めとした高機能物流センターより、高い出荷精度で正確に医療機関へ製品を供給する事が可能。

このほど、そのような同社グループの高度な物流機能を活用し、重症肺疾患に対する低侵襲治療の世界的リーダーである医療機器販売会社のPulmonx Japanと共に、同社製品の円滑な移送の検証を行うこととなった。この取り組みは関東エリアを中心に実施し、限られた施設に納品される高度管理医療機器の卸流通においても消化偏在を円滑に解消できることを検証していく。

小ロットサイズ生産の製品や使用期限が短く期限切れ廃棄損が心配される様な医療機器においても、グループの「単一物流基幹システム」による円滑で最適な流通在庫管理を行い、医療機器メーカーの生産・輸入計画に貢献できるよう取り組んでいくとしている。

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