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東邦HD/医薬品物流センターで陸上自衛隊と協同防災訓練

2024年12月09日/3PL・物流企業

東邦ホールディングスは12月9日、医薬品卸売事業完全子会社の東邦薬品が、10月4日に陸上自衛隊 補給統制本部 衛生部および陸上自衛隊関東補給処 用賀支処と協同防災訓練を実施したと発表した。

同社グループは、災害発生時においても医薬品等を安定供給することを社会的使命とし、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を最重要課題の一つに位置付けている。かねてより、基幹システムの二重化や、緊急時においても相互補完が可能な供給体制の構築、最先端技術の導入により少人数でもオペレーションが可能な物流センターの構築など独自のBCP対策を進め、日本国内で発生した地震や豪雨などの大規模災害の際にも、医薬品等の供給を寸断させることなく迅速な災害対応を実現してきた。

また、同社グループは東京都から災害発生時の物資輸送拠点に指定されている京浜トラックターミナル内に、東京都唯一の医薬品物流センター「TBCダイナベース」(東京都大田区)を擁し、首都直下型地震をはじめとする全国の大規模な災害発生時にも、行政や関連機関との連携により迅速かつ安定的に物資を供給できる体制を整備している。昨年も陸上自衛隊と南海トラフ巨大地震を想定した協同防災訓練を実施し、両者間の連携による災害対応の強化を図ってきたが、この度、さらなる向上を図るべく訓練を実施したもの。

協同防災訓練の概要として、自衛隊員が災害対応の際に使用する「即応補給セット」の供給要請を受け、TBCダイナベースにて医薬品および衛生材料、医療材料を含む約150品目について指定の数量ずつ、用途別に振り分けて折りたたみコンテナに格納し、用賀支処へ輸送する訓練を実施した。

同社の自動化された物流センターでは、人手に比べてセット化にかかる時間を大幅に短縮することが可能。引き続きこのような取り組みを通じて、官民連携の在り方を検討するとともに、災害時においても正確且つ安定的な供給ができる医薬品物流の強靭化を目指していくとしている。

東邦HD/物流機器の開発・製造・販売のワコン社と資本業務提携

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