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東邦薬品/新幹線で医療用医薬品を輸送、JR東海・西日本と実験へ

2025年03月27日/3PL・物流企業

東邦ホールディングス(HD)は3月27日、子会社の東邦薬品がJR東海、JR西日本の新幹線荷物輸送サービスを活用した医療用医薬品の輸送実証実験を行うと発表した。

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実証は4月から開始し、東京駅と広島駅の間で実施。医療用医薬品の中でも振動に留意すべき製品、輸送時間短縮が必要な製品、ジャストインタイム物流が求められる製品について、新幹線で輸送できるか検証する。

具体的には、繊細な取り扱いが求められる医療用医薬品を専用ボックスに入れて輸送し、一部区間で振動のデータを計測。

新幹線が他の輸送形態と比べて振動の少ない環境か、高速かつ定時性の高い特性がスピーディーな輸送につながるか、定時性と高頻度運行により必要な量を必要なタイミングで輸送できるか、研究する。

この実験で課題を抽出し、新幹線が新たな輸送手段の選択肢となるか検討する。物流の2024年問題でドライバー不足による輸送力の低下が懸念されるなか、時間に正確でスピーディーな新幹線に着目。鉄道輸送は地球環境への負荷が少ないことにも期待しているという。

なお、今回活用する新幹線の荷物輸送サービスは、こだま号の業務室を利用するJR東海の「東海道マッハ便」と、地産品を新鮮なまま駅構内店舗などへ運ぶJR西日本の「FRESH WEST」。

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