TOPPAN(旧凸版印刷)は12月5日、JOLED(ジェイオーレッド)の能美事業所(石川県能美市)を取得し、次世代半導体パッケージの工場を新設すると発表した。
11月28日に土地・建屋の売買契約を締結した。新工場では、主にデータセンターのサーバー向けや生成AI向けの需要増などでさらに伸長が期待できる高密度半導体パッケージ「FC-BGA(Flip Chip-Ball Grid Array)」を量産するほか、既存のエレクトロニクス製品の生産も検討。稼働開始は2027年以降を予定している。
TOPPANは、新潟工場でFC-BGAの生産能力拡大を進めているが、旺盛な需要に対して将来的には新潟工場のみでは拡張余地がなく、新たな生産拠点の確保を検討。JOLEDの能美事業所が、次世代半導体パッケージの製造工程に求められる条件を満たしていたことから、売買契約の締結に至った。
■JOLED能美事業所の概要
所在地:石川県能美市岩内町1-47、同市莇生町324-2
敷地面積:9万9612.14m2
建屋面積:10万683.40m2
売買契約締結日:11月28日
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