アスクルは12月20日、花王とコクヨとともに実施した「小売業の発注スキームの転換から車両削減・物量平準化の実現」の取り組みについて、令和5年度(第22回)グリーン物流パートナーシップ会議「物流パートナーシップ」優良事業者として経済産業大臣表彰を受賞したと発表した。
<表彰式の様子 左から、コクヨ 井上真一氏、経済産業副大臣 岩田和親氏、アスクル 山川剛央氏、花王 森竹麻衣さん>
受賞対象となった実証実験「小売業の発注スキームの転換から車両削減・物量平準化の実現」は、アスクルからサプライヤーへの商品発注量を平準化し物量の波動を吸収することにより、輸送車両台数とCO2排出量の削減を目指す。
アスクルでは従来、一般的な小売業と同様の発注方法である「必要なモノを・必要な時に・その都度発注する」方式を採用していたが、サプライヤーへの発注量を平準化することで、輸送車両・CO2排出量削減を実現した。
発注量の平準化にあたり、アスクルではEC事業者起点でAIを活用した「発注量平準化のシステム」を開発した。このシステムに、サプライヤーの使用する輸送車格(4トン車、10トン車等)と各車格で輸送できる物量(積載可能才数)を取り込み、1週間分の需要予測・需要変動のデータと突き合わせてアスクルからサプライヤーへ発注するというスキーム。発注量を「輸送車両の車格単位での発注量」としたことで、発注の時点で高積載となる仕組みを確立し、発注量の平準化を検証した。
アスクルは今後も「エシカル eコマース」を目指し、サプライチェーン全体における 環境負荷・労働負荷低減に向けた取組みを通じて、サステナブルな社会の実現に向けて着実に取り組んでいくとしている。
テスHD/日本GLPの4施設に計5.7MWの太陽光発電システム納入