はぴロジは1月11日、同社が提供する物流自動管理システム「logiec」のWMS機能で、同日よりフリーロケーション管理に対応したと発表した。
追加された機能は、入荷実績登録時にロケーションコードの登録が可能。出荷指示取込時の引当処理方法をロケーションを加味したものに変更できる。また、物流事業者側のシステム設定に引当処理制御を追加。
さらに、トータル(オーダー)ピッキングリストのラベルの変更や在庫リストの表示内容変更ができる。在庫リストにロケーション移動と移動指示に関連する機能を追加した。
これまでの「logiec」WMS機能内では商品ごとに保管する場所を決める「固定ロケーション」を利用していた。場所が決まっているため、商品がある場所を作業者が認識しやすいといったメリットがありながらも、場所が空いていても他の商品は置けない、倉庫の保管効率やロケーションに入りきらない場合には、別保管が必要となり、管理が煩雑になりやすい傾向があった。
この他にも、logiecのOMS・WMS機能で自社出荷をしている事業者から「在庫情報にロケーションを紐づけて管理したい」といった声を得ており、物販・物流事業者の更なるニーズに応えるためにも新機能の開発を行ったもの。
機能追加によって利用できるようになった変更点は、ロケマスタにロケーションを設定し、入荷時にロケーションを登録することで、空いている場所に簡単に保管できるようになった。この機能によって保管効率を上げ、より多くの在庫を保管できるようになる。指定した1つのロケ―ションに商品が置ききれない場合や、商品の入れ替えがあってもレイアウト変更等の対応が不要になる。
ロケーション配置例では、図のように【ゾーン】-【列】-【連】-【段】-【間口】という形で区切り、商品の保管場所の番号・番地化を行う。ルール決め(手前から列1、列2…等)をしておくことでロケ番号を見てすぐに商品の場所にたどり着ける。
そのほか、ロケーション登録方法はCSV一括登録あるいは、新規登録(手入力)に対応。ロケ種別管理はピッキング対象ロケ、保管用ロケ、持ち帰り販売可能在庫を置く・ロケレベルで先入先出を優先できる返品ロケに対応。ロケレベルでは、設定したロケーションに引き当ての優先順位を設定する仕様に対応した。
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