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JR貨物/4~12月の売上高0.2%増、営業損失14.13億円

2024年02月13日/3PL・物流企業

日本貨物鉄道(JR貨物)が2月13日に発表した2024年3月期第3四半期決算短信によると、売上高1404億3900万円(前年同期比0.2%増)、営業損失14億1300万円(前年同期は9億5500万円の営業損失)、経常損失7億4500万円(前年同期は15億7700万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失7億300万円(前年同期は21億6600万円の損失)となった。

セグメント別では、鉄道ロジスティクス事業の売上高は1261億円(1.2%増)、営業損失は94億円(前期は営業損失95億円)となった。

第3四半期連結累計期間における輸送量は、コンテナ全体では前年実績を下回り、前年同期比98.5%となったが、年末に向けて消費の盛り上がりが見られるなど、前年を上回る品目が増加した。自動車部品が半導体不足の解消が進み自動車生産が回復傾向にあることから増送となった。

積合せ貨物は、2024年問題を背景とするドライバー不足に伴う鉄道シフトに加え、ECサイトのセール実施等により増送となりました。食料工業品は、需要回復の兆しが見られるビール類や清涼飲料水を中心に増送となった。

一方、化学薬品は一部顧客の輸送終了や需要低迷に伴う生産減により荷動きが低調となったほか、紙・パルプは、ペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続き減送となった。

車扱全体では前年を上回り、前年同期比102.0%となった。石油がガソリン及び軽油を中心に荷動きが堅調に推移したほか、セメント・石灰石も増送となった。この結果、コンテナ・車扱の輸送量合計では前年同期比99.5%となった。

運輸収入では前年を下回り減収となったが、「東京レールゲートEAST」が2022年7月に竣工し、順調に稼働していることから売上高は増収となった。

通期の業績予想は、売上高1883億円(0.3%増)、営業損失58億円(ー)、経常損失52億円(ー)、親会社株主に帰属する当期純損失44億円を見込んでいる。

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