T2は2月20日、シリーズ A 追加ラウンドにおいて東京センチュリー（TC）の資本参加を受けたと発表した。
今後、T2の自動運転トラックとTCの新たなモビリティサービスとの連携を強化し、社会課題解決に貢献していくとしている。
T2 は2022年8月の設立以来、危機が迫りつつある日本の物流を共に支えるために、自動運転トラックの開発と同トラックによる幹線輸送サービスの事業化に向け取り組んでいる。
T2のもつレベル4自動運転技術を活用することで2024年問題等の社会課題の解決に寄与し、物流インフラの維持・改善に貢献することを目指している。
また、2023年6月のプレシリーズ A ラウンド開始から今回のシリーズ A追加ラウンドに至るまでに、総額60.7億円にのぼる資本による調達を実現した。これらの資金は、レベル４自動運転システムの更なる開発や拠点の拡張に留まらず、人員採用の強化等にも活用していく。
TCは約70万台の車両を保有し、国内においてオートリース、レンタカー等を提供しており、近年では電気自動車（EV）、データビジネス、自動運転などの「次世代領域」をオート分野における将来の成長事業と位置づけ、高い技術力を有するスタートアップとの連携・協業を推進している。特に深刻化するトラックドライバー不足「物流の2024年問題）などの課題解決に寄与するため、新たなモビリティサービスの事業化にも注力している。
今後とも両社は、互いの強みを融合させた各種連携を推進するほか、物流関連のビジネスパートナーとの協業を視野に入れるなど、自動運転の普及・拡大に注力することにより、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
