山九は3月1日、社員が安心して働ける環境を整備することを目的に、奨学金支援制度を2024年4月より導入すると発表した。
この制度は、奨学金を返還中の社員に対して総額180万円を上限に、最長10年間にわたって支援を実施するもの。在学中に奨学金の貸与を受けていた社員にとって、長期間に亘る返済は大きな負担になっている。今回の支援制度により、社員の処遇改善とともに、優秀な人材の確保と社員の定着を図っていくとしている。
今回の制度での対象社員への支援は、日本学生支援機構奨学金の「奨学金返還支援(代理返還)制度」を利用して、会社が貸出機関へ直接送金を行う。代理返還の場合、会社返還分は社員の残債に対して繰上返還となり、返済期間の短縮に繋がる。なお、代理返還制度を導入していない貸出機関の場合は、賞与時に本人へ支給する。
■制度概要
開始時期:2024年4月
対象:奨学金返還中かつ、卒業年から10年以内の全ての社員
(キャリア採用含む)
支援金額:総額180万円(最大)
期間:最長10年間
支給方法:1.同社から貸出機関へ直接送金(代理返還制度)
2.原則繰上返還