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F-LINE/中部・関西から九州への定期海上輸送を開始

2024年03月01日/3PL・物流企業

F-LINEプロジェクト参加メーカー6社(味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清製粉ウェルナ、ハウス食品グループ本社、Mizkan)とF-LINEは3月1日、中部・関西地区から九州への輸送で、関西~九州間のフェリーを使用した定期海上輸送を3月から開始すると発表した。

<定期海上輸送のイメージ>
20240301fline - F-LINE/中部・関西から九州への定期海上輸送を開始

現在、F-LINEプロジェクト参加メーカー6社は、中部・関西地区から九州への輸送について、各社が輸送手段(トラック・鉄道・海上)を都度手配し、6社共同配送を行っている九州の物流センター(F-LINE福岡第一物流センター)へ商品を輸送しているが、トラックで輸送する場合の走行距離は600~750km程度となるため、4月に適用されるドライバーの時間外労働時間規制によって、これまで通りに運べなくなることも想定される。

この課題に対して、新たに開始する定期海上輸送では、6社の輸送の一部について、各社ごとに出荷する曜日を割り当て、中部・関西の各社出荷拠点から関西の港まで陸送し、関西~九州間をフェリーで定期的に海上輸送する。

これにより、トラック輸送の一部を海上輸送にシフトすることで、トラックドライバーの労働環境改善や、輸送の安定化、CO2排出量の削減を図る。また、定期輸送によって常に一定の物量を同じ配送拠点に輸送することにより物流波動が軽減し、輸送を平準化できるほか、輸送の複線化によってBCPも強化される。

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