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ウイングアーク1st/荷主・運送会社・ドライバーがつながるアプリ開発

2024年03月04日/IT・機器

ウイングアーク1stは3月4日、オンライン配車業務プラットフォーム 「IKZO Online」の新機能「ドライバーアプリ」を、同月27日より提供開始すると発表した。

<「IKZO Online」から新アプリ機能>
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「IKZO Online」は企業間の物流取引に関わる業務をデジタル化し、荷主・運送会社・ドライバーをオンラインでつなげることで、一連の業務効率化に寄与するもの。2月13日に閣議決定した貨物自動車運送事業法の改正にも対応しており、実運送事業者の名称や実際の運賃契約に基づいた実運送体制管理簿の作成も可能だ。

新たに提供開始する「ドライバーアプリ」は、「IKZO Online」で登録した運行指示書の運送指示や条件等の内容を、ドライバーがリアルタイムにスマートフォンのアプリ上で確認できるサービス。

発注依頼したドライバーの荷待ち・荷役作業時間の計測・管理や依頼車両のステータス管理を、荷主側も随時情報確認でき、「物流革新に向けた政策パッケージ 」に掲げられている「荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握」の2時間ルールにも対応できることが特徴だ。

<ドライバーアプリ(導入イメージ)>
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また、案件情報や運行指示書などもドライバーアプリで確認でき、「リアルタイムの情報共有」「運送指示の変更」「完了報告」などが行えるのも特徴。急な運行条件の変更もドライバーアプリに即時反映されるため、情報共有の齟齬をなくし、運行管理の効率化とドライバーの負荷軽減につながる。

「KZO Online」の基本サービスは月額2万円(車両台数20台まで、ドライバーアプリ含む)。20台を超えて利用する場合は、追加車両1台あたり月額1000円。

時間外労働の上限規制の施行やトラックドライバーの深刻な人手不足などに直面する物流の2024年問題では、荷主と実運送会社で合意した運送条件等のトラックドライバーへの共有や、荷待ち・荷役作業時間の改善、荷主からの実運送会社のドライバーのステータス管理が求められる。同社は、今後も物流業界の業務改善に取り組み、課題解決につながるサービス強化を図っていくとしている。

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