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内藤ハウス/倉庫ブランド新設、熊本に桂通商の低温倉庫竣工

2024年03月12日/SCM・経営

内藤ハウスは3月12日、倉庫ブランド「SoZoCo」を立ち上げ、熊本県に桂通商の低温物流倉庫「熊本低温物流センター」を2月16日に竣工したと発表した。

<低温物流倉庫(青果物を保管)>
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<内観>
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桂通商は、関西圏に冷蔵倉庫を複数有し、青果物の鮮度を保持した低温保管・輸送を主力事業としている。新倉庫は、熊本県の主力産業である農業の担い手不足や、物流2024年問題の課題解決を目的に建設されたもの。

県内各地から集荷した青果物を保管し、積み合わせを行う共同センターとしての機能を果たすことで、荷役作業の効率化やトラック積載率の向上を図り、法改正を見据えた持続可能な青果物輸送に対応する。また、低温物流センターの整備により、選果後の低温保管による出荷タイミングの調整が可能となるほか、品目ごとに最適な温度管理を徹底し、青果物の品質維持にも取り組む。

内藤ハウスは山梨県に本社を置き、システム建築・プレハブ、自走式立体駐車場などの建設事業を展開。自社工場を持ち提案から設計・施工、アフターメンテナンスまで一貫して行っている。

物流業界の課題を見据え昨年9月に倉庫ブランド「SoZoCo」を立ち上げ、「倉庫をものを置くだけの場所ではなく、『創造・想像』を集積し世に送り出す準備をする場所と捉える」をコンセプトに、冷蔵・冷凍倉庫、農産物、医薬品、危険物倉庫まで、さまざまな倉庫を提供する。

<倉庫ブランド「SoZoCo」のロゴ>
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新たな冷蔵倉庫は、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類の工法により、部材の規格化、設計・製作・施工をシステム化し、コスト削減と工期短縮を実現。

また、倉庫以外の付帯施設など多様なニーズへの対応力を強みとし、全国13か所に事業所があり全国対応も可能だ。今後「SoZoCo」ブランドを通じて、物流業界の課題解決とサービスの質の向上を目指すとしている。

■施設概要
名称:桂通商 熊本低温物流センター
所在地:熊本県玉名市寺田367
敷地面積:5804m2
建設面積:2434m2
温度帯:5℃~15℃(チルド倉庫、3温度帯で対応可能)
投資額:約6億円
新規採用:20名
着工予定:2023年6月下旬
事業開始:2024年2月(予定)

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