日新は3月19日、日本発上海向けの航空貨物便について、SAF(持続可能な航空燃料)を利用した輸送を同月14日に実施したと発表した。同社にとって、SAFを利用した航空輸送は今回が初めて。
日新は、全日本空輸(ANA)が提供する「SAF Flight Initiativeプログラム」に参画しており、今回の輸送は同プログラムの一環として行われた。
日新では、「脱炭素社会の実現と環境に配慮した循環型社会への貢献」をグループのマテリアリティの一つとして掲げており、利用運送事業者として特に国際輸送を主力事業としていることから、国際的なサプライチェーンでのCO2排出量(GHGプロトコルでのScope1,2,3)の削減を大きな課題として認識している。
中でもScope3の削減に大きく寄与するSAFの普及・利用拡大は、パートナーとなる航空会社との協力が必要不可欠であり、継続していくことが重要であると考えており、今後もこのような活動を通じて気候変動に向けた課題解決とカーボンニュートラル社会の実現に積極的に取り組んでいくとしている。